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今さら聞けない【養老保険】ってどんな保険?

公開日:2019/12/15  最終更新日:2020/01/10

みなさんは「養老保険」をご存知ですか? じつは、おなじみの学資保険もそのなかま。つまり、貯蓄性のある生命保険商品です。

でも、いまはあまりその名前を聞きません。しかし、大正時代初期から昭和60年頃にかけては日本の生命保険市場においては主力商品でした。

本コラムでは、かつて日本において絶大な人気を誇っていた「養老保険とはどんな保険なのか? 」をご説明したいと思います。

養老保険とは?

ますは「養老保険」についてご説明しましょう。養老保険とは、生命保険の中でも一定の保障期間が定められているもので、満期が来れば死亡保険金と同額の満期保険金が支払われるものを指します。

■特徴1:資産形成に向く貯蓄性がある

契約期間内に被保険者が死亡したときは「死亡保険金」もしくは高度障害になったときには「高度障害保険金」が受給できます。無事満期を迎えた場合には、死亡保険金と同額の「満期保険金」が支払われるしくみです。

■特徴2:契約期間は被保険者が自由に設定可能

10年、20年、30年など契約期間が自由に設定できます。

■特徴3:支払方法もさまざま

支払方法もさまざまで、毎月や毎年単位で定期的に払い込む「定期払い(有期払い)」と、契約時に保険料を全額払い込む「一時払い」があります。

■特徴4:保険料が高額

必ず満期保険金が支払われるしくみであるため、その積み立て部分が含まれており、生命保険商品の中でも保険料が高額です。

■特徴5:いまは予定利率が過去最低

2001年(平成13年)には過去最低の1.5%を記録し、以降はそれほど上がっていません。現在の養老保険の利率・返戻率共に魅力的とは言えない状態です。

「金融庁 参考資料」2ページ参照

→https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/siryou/kinyu/dai2/f-20030512_d2sir/03.pdf

■特徴6:「特約」を付けると元本割れしやすい

養老保険単体では、支払う保険料を満期保険金が上回るのが通常です。しかし、医療特約などを付けると、特約分の保険料が高くなるため、トータル的に満期保険金を上回る保険料となります。

世界でも異例。養老保険優位だった日本

世界的に生命保険会社は「死亡保険」が主力商品です。しかし日本においては民間の保険事業がスタートして10年後あたりで死亡保険と養老保険が拮抗しはじめ、その後、大正初期から、なんと昭和60年頃まで、人気ダントツの花形商品だったんです。

理由としては、民間の保険事業発足当時、日本には大家族制度・家制度による共同体的相互扶助制度が強固に残っていたため、個人の死亡保障に対してピンと来なかったこと、元来強い勤倹貯蓄意識に加え、国策として貯蓄増強が説かれていたこと、被保険者の生死にかかわらず同額の保険金が受給できる商品設計が理解しやすかったこと、儒教的観念から死亡保険の「死」ということばが忌み嫌われたことなどが挙げられます。

また、バブル期には高利回りだったため、一時払い養老保険などは大人気でした。このように、かつては養老保険優位時代や、人気商品だった時代があったんです。

しかし、現在の養老保険は昔と比べて利回りや返戻率が低く、保険金が支払った保険料を下回る、いわゆる「元本割れ」することもあり、主力商品ではなくなっています。

※参考資料 生命保険文化センター

「日本の保険思想、リスク観と生命保険に関する一考察」より

→http://www.jili.or.jp/research/search/pdf/C_130_4.pdf

養老保険にもメリットはあるが…

このように人気が下降している養老保険ですが、自主的に貯金することができない方には向いています。銀行も低金利時代ですので「同じ資産形成なら保障が付いているほうが良い」という考え方もあるでしょう。

また、保険金が受け取れる満期をライフイベントに合わせておくことで、住宅資金やリフォーム資金、老後の資金に充当できます。ただ、現代は「低解約返戻金型終身保険」というものがあり、そちらのほうが人気です。

<低解約返戻金型終身保険>

「終身保険」は解約しない限り、死亡保障・高度障害保障が生涯続きます。「低解約返戻金型終身保険」は保険料の払込期間中の解約返戻金額を低く設定することで、一般的な終身保険よりも保険料を割安にした保険です。

保険料払込期間満了を過ぎると解約返戻率が上がります。ただし、保険料払込期間満了前に解約すると、受け取れる解約返戻金は払込してきた保険料のトータルを下回るので注意が必要です。

低解約返戻金型終身保険は、払込期間を超えると、最終的に養老保険より利率・返戻率が高くなります。総合的に見ると低解約返戻金型終身保険のほうがメリットの多い商品と言えるでしょう。

まとめ

「養老保険とはどんな保険なのか? 」を商品や特徴、その歴史などでご紹介しました。しかし、現在は魅力ある生命保険商品がつぎつぎに登場しているため、低解約返戻金型終身保険など、養老保険よりメリットの多いものがあるということでした。

しかし、養老保険は生保商品のベースとなる3商品のひとつなので、養老保険を理解することで、生保商品全体への理解が深まります。(生保商品は非常に複雑に見えますが、生命保険の基本は、定期保険・終身保険・養老保険の3つからできている)。

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